こんにちは、jose_koffeeです。本日は沖縄県立図書館の福袋についてです。
2017年からスタート
沖縄県立図書館では、2017年から「新春としょかん福袋」をスタートしたようです。(以下参照、全て読むには有料会員登録が必要)
テーマ別に3冊の本が中身の見えない紙袋に入っていて、どんな本が入っているかは袋を開けるまで分からない。
知らずに訪れた
新春としょかん福袋のことは知らずに、沖縄県立図書館を訪れました。アイサン通教で使用する本のために行ったのですが、気になってついつい借りてしまいました。
福袋なんて十数年買っていませんが、これは即決でした!
「子育て中のお母さんへ」
図書館利用者が3冊ずつ選んでいるようで、私が選んだ福袋はKinjoさんによる選書でした。「郷土本の中から」というのも、選んだ理由です。
中身は…
いいですね〜!建築の勉強漬けの息抜きに&意外と知らない地元のことを知るきっかけに、やはり借りて良かったです(◦ˉ ˘ ˉ◦)
『こどもたちのオキナワ 1955-1965』
戦後間もない当時を知ることができる、山田實さんによる写真集です。じっくり見ようと思います!
『歌集 白亜紀の風』
歌集は読んだことがなかったので新鮮でした!星が好きなため、章「星空のマント」はじっくり読みました。佐藤モニカさんにもお子さんがいらっしゃり、子育てについて「あ〜、わかる!」ということも多かったです。本のタイトルにある白亜紀の言葉も、お子さんの恐竜好きが一役買っているそうです。
星空のマントより
星空のマントを羽織りをさなごは眠るためなる散歩をしたり
出典:『歌集 白亜紀の風』
子どもを寝かすために星空の下で散歩をしてると解釈しました。あっているかな(・ω・;) ニーブヤー(眠たがり)で寝かしつけの際に寝てしまう私は、寝かしつけで散歩するということに、ただただ感心しました。
とはいえ、第一子・娘の寝かしつけは一苦労でした。夜中数時間、抱っこ紐で家中をひたすら徘徊。歩きながら眠りそうな、寝不足の日々が懐かしいです(߹ㅁ߹)
辺野古の今をより
出典:『歌集 白亜紀の風』
- 一つづつフェンスの網目ほどけゆく夢を見るなり新月の夜に
- するすると豆の木伸びてこの空は誰のものかとジャックが問へり
- 黒糖を溶かしつつ思ふすんなりと消えざるものがこの島にある
- あをあをと溢れむばかりの海をのせ新聞は告ぐ辺野古の今を
- 「替はります」と手を挙げらるることなくてなければ長くこの島が持つ
胸がぎゅっとなる内容ばかりでした。普天間返還という大義名分の下、「沖縄が新たな犠牲を払うのは当然のことだ」。この考えはどこからきたんだろう?敗戦後からかな?もっと昔からな気もします。
沖縄以外だと「地元の反対票により」と断念されることも、沖縄では幾度となく民意を示しても受け入れられない。どうせ結果が同じならと、諦めてしまう人もいる。
熱くなり過ぎてしまいましたが…田舎教師ときどき都会教師さんがご紹介していた『フェンスとバリケード』も、読んでみなくてはです。三浦英之さんと、沖縄タイムスで社説を書いている阿部岳さんなよる共著です。
『市場のことば、本の声』
親友からもオススメされ、積読リストに入っていた作品です。観光地・国際通りから一本入った場所で本屋さんを営んでいる、本土から移住した宇田智子さんによるエッセイです。
私自身も何回か立ち寄ったことのある、市場の本屋ウララが物語の舞台です。以下は増床なさった際の投稿です。
「日本一狭い古本屋」と言われ続けてきた当店ですが、先月増床しました。3坪から4.5坪になりました。https://t.co/J4064MBpT3
— 市場の古本屋 ウララ (@urarabooks) 2020年10月1日
気になっていたこともあり、すぐに読み始めました。ほんわかするエピソードと、宇田さんのユーモアが魅力です。
そして不思議なことが1つ。私が好んで長年足を運んでいるきみどりのとりスタジオさんが、1年ほど前に本屋ウララさんのお隣に引越しました!何かの縁なのだろうか(◦ˉ ˘ ˉ◦)
他の図書館でも!
勤務先のある豊見城市立図書館でも、10年目の図書館福袋をやっていたようです!
来年は複数館回って、子ども達分もゲットしようかな(◍•ᴗ•◍)