大人になって知った自分のこと

こんばんは、jose_koffeeです。大人になって知った自分のこと、みなさんにもあるのではないでしょうか?

私が大人になってから知った自分のこと、それは「いじめに気付いてなかった」ということです。

母とのドライブ中に

今は娘・息子がいるので、母と2人きりでドライブなんてほとんどありえませんが。結婚後も母とは、時々ドライブに行っていました。超が付くほどのマザコンなのです( ̄▽ ̄) 地元のファーストフード・JEFでポテトとアイスかシェイク、母は揚げパンを買って食べながらのドライブが定番でした。

あるドライブ中、何かのきっかけで、私が小学6年生の時に受けたいじめの話しになりました。「なかなか陰湿だったよね〜」と笑い飛ばした私。

あんた、気付いてなかったよ

母はそう私に告げました。「画鋲を靴に入れられたやつでしょ?ちゃんと覚えてるよ〜」と答えると、「最初はね『今日、靴に画鋲が入っててさ〜。ポスターから落ちたのかな?』って言ってきたんだよ。」と。

ほ、ほう…確かに、いじめられてると気付いてたら、そんな言い方はしなさそうだな…

記憶に残ってない

どうして母は、すぐにいじめと気付いたのか?そもそも画鋲が上向きで、たまたま靴の中に入るなんてあり得ないでしょ、とは言われました。おっしゃる通りですね。笑

ただ、それだけではなかったそうです。画鋲の前にも「消しゴムなくしちゃった」、「上履きがうさぎ小屋のそばにあった」などなど、いくつもの伏線があったらしいのです。まるで記憶にない!画鋲だけじゃなかったのね…

おまけに、私のようにいじめを受けていた友達のお母さんに、「jose_koffeeちゃんは大丈夫?」と聞かれたらしく、、、そんな話も初めて聞くぞ?!

いじめに気付いていなかった

結局のところ、私は全くいじめに気付いていなかったようなのです。でも直接的に無視されたり、意地悪されたりするいじめには気付いていたんですよ。物を隠したり、そういう間接的ないじめだったので、気付かなかったようです。まさか自分に悪意を向けられるなんて、微塵も考えていないのでしょうね。この楽観思考は現在進行形で続いています…

画鋲の件は母もさすがに頭にきたのでしょう、学校に乗り込んだそうです。それがきっかけで犯人探しが始まったのだと思われますが、私にはその後の方が苦痛でした。

誰だと思う?

先生に質問されたのを、今でもはっきり覚えています。「⬜︎⬜︎は違うと思うし…」悪意を向けられたということは、「最近遊んだ◯◯?」「その子ではないと思うよ」。ただ1人、名前をあげてしまった子がいるのを今でも忘れることができません。久しぶりに遊んだ時に、ケンカしたわけでもないのですが、ちょっとギクシャクしてそれぞれ帰路に着いたのが気になっていたので、あげてしまったのです。その子はもちろん、犯人ではありませんでした。

先生に質問された時間は、拷問のように感じたのを覚えています。まるで私が悪いことをして責められてるような…上に書いたように、何も悪くない子の名前をあげたことで、結局悪いことをしてしまって…正直なところ、画鋲を入れられた時より苦痛のイメージが強く残っています。

後味の悪さは残る

先生達がどんな手段を使ったのかは不明ですが、3人の子が、私を対象にいじめていたことがわかりました。どの子も話したこと・遊んだことがある子ですし、内1人は登下校を一緒にしたり、お互いのお家にお邪魔したりするほど、仲良くしていた子でした。

いじめがあった直近では、この3人に関わった覚えもなく、クラスも違ったため、未だになぜいじめられたのかはわかりません。母は「先生がね、『バレエやってて背筋がいいから、目立つんですよね。』って言われてバカじゃないの?と思ったよ」と言っていました。本当、なんだそのアホな理由…背筋いいのは悪いことなんかい!笑

3人の子から謝られ、向こうが泣いていて、私も泣いていたのを覚えていますが、やっぱり後味は悪いですよね。当時いじめられていたことに気付かなかったことで記憶にはもちろん残っておらず、不幸中の幸い(と言っていいのか?)ですが、発覚後の一連の出来事が嫌な思い出です(߹ㅁ߹)ま、思い出すこともあまりないんですけどね。笑

防衛本能で気付かなかった

母とのドライブ後、割とすぐにあった飲み会でネタとして話したら、目上の方に「それはjose_koffeeさん自身を守るために、防衛本能で気付かないようにしてたんだよ」と言われました。そうだったのかな?謎は深まるばかりです…

いずれにしても

私がいじめに気付かなかったこともあり、心配性の母は、私を中高一貫校に行かせました。(これまた、私を乗せるのがうまかったんです。笑)

私はそこで大好きな友達と出会って、今でも交友関係が続いています。そういった意味では、いじめにあったことさえ、今の私を形作るのには必要なことだったんだなと思えます。

そしていじめていた3人へは、むしろ、気付かなくってごめんね!という気持ちがあります。(多少の怒り入り。笑)

私が途中で気付いてたら、ここまで大事にはならなかったでしょうし、そもそも気付かれないのにいじめる・意地悪するのって…相手に苦痛を与えられてないので、おそらく意味がないですよね?だからむしろごめん、とさえ思えてきます。

嫌なやつです、私。笑

そうなんです、私ってかなり嫌なやつです。笑 むしろごめんって、かなり失礼ですよね…

最近、同僚に中高一貫校に進学した理由を聞かれたので話したら、「こんな話、なかなかできないよ」「(そう思えるなんて)いい性格してるよね」と言われましたが…いえいえ、嫌なやつですよ、私。笑 何かあってもタダでは転びたくない、どうせならネタにしたい!と思ってしまうタチの悪いやつです(◦ˉ ˘ ˉ◦)

この記事に辿り着いた悩んでいるあなたに

もしもあなたがいじめで悩んでいて、この記事に辿り着いたんだとしたら。どうしても伝えたいことがあります。

「逃げること」は悪いことじゃないです。いじめって、小さな小さな世界で起きます。学校、職場、身内…難しいこともあるかもしれませんが、どうにかして逃げることは可能です。(というよりも、いじめに1人で立ち向かわないでいい世の中にしないといけませんね。私達、大人の課題です。)

「アホらしい、考え方が子どもだな」といっていじめっ子から距離を置く。

いじめが原因で学校に行くことを考えるのさえ辛いなら、学校に行かない。

それでも状況が変わらないなら、転校する。卒業の段階で、地域の学校から離れたところへ進学する。

転職する。

不快な身内とは距離を置く。(場合によっては絶縁もあるかもしれませんね。)

いろんな「逃げ道」があります。かっこ悪くなんてありません。自分を大切にするためにも、「逃げ道がある」ということを忘れないでください。

そして、頼れる人に頼ってください。身近にいなくても、相談すれば聞いてくれる人は必ずいます。なんなら私にでもいいのです。

「いじめられる自分が悪い」とは、どうか思わないでください。